【オススメ】残薬調整

ネズミです。

祖父愛用の座卓の下に置いてあったカンカンの中身は、お薬のストックでした。
全てのお薬を出して、数を数えると、一ヶ月分は余分があります。種類によっては二ヶ月分ほど余っているものも・・・

ネズミ:おじいちゃん、だいぶお薬余ってるねぇ

祖父:飲むの忘れてまうだな

ネズミ:忘れちゃうよねぇ・・・特にお昼のお薬、沢山余ってるから忘れやすいのかな?

祖父:ほーだなぁ、センター(デイサービスセンター)も行くでなぁ

なるほど、デイサービスさんに持っていくのを忘れるということね。それならこちらからまとめてデイサービスさんに預けたら対応してくださるかな?
ネズミ:残ったお薬の調整(残薬調整)してもらおうねぇ
*残薬調整とは:残薬は飲み忘れなどで残ってしまったお薬のことです。薬局を活用して、処方日数の調整(再利用に回す)などの対応が可能となります。

残薬調整をお願いする流れ

1:どのようにお願いするか
例:『お薬が残っています、だいたい〇〇日分』
これを伝えると怒られる、イヤな顔をされるとご心配かもしれませんが、そのようなことはまずありませんのでご安心ください。
この時、残っているお薬を持参していただけますと、より正確に把握できますし、ご自身で数える手間もかかりませんので、ご持参いただくことをお勧めします。

2:どこでお願いするか
①かかりつけのお医者さん
②処方箋を出す薬局

3:どのような流れになるか
①お医者さんが、残っているお薬の量によって判断してくださいます。
余っているお薬分を少なくした処方箋が出される、または、今回はお薬なしにしましょうと提案される事もあります。
残ってしまっている理由によっては、お薬が変更になる事もあります。
例:一日3回の服用が難しい→一日1回で同じ効果のものがあれば変更
②薬剤師がお医者さんに確認し、処方するお薬を調整します。そのため、少しお時間をいただく場合があります。

4:残薬調整のメリット
・お薬代が少しお安くなります。
・何故飲めなかったかを伝えることにより、お薬の見直しが可能になります。
例:タイミング、味、形状、服用に伴う副作用など
・残薬がたくさんあると、飲み間違えてしまう事もあるので、飲み間違えを減らせます。

5:デメリット、多少のストックを残したい方
残薬調整で処方日数を超えないように調整しますので、予備は無くなります。
災害時や万が一通院出来ない時のためにストックしておきたい方は、その旨をお伝えいただけたらと思います。
ただし、お薬にも消費期限がありますので、ローリングストックを意識していただくとをお勧めします。

お薬に関することでしたら、飲み忘れてしまうというお悩みでも薬剤師に相談してくださいね❤️

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