【見学③】曽祖母のいた施設

ネズミです

中高生の頃、大きいおばあちゃんは有料老人ホームで生活をしていて、月に2回ほど会いに行っていました。

今回は曽祖母のいた施設の見学に、両親と三人で出かけます。その施設は経営母体が変わったとのことで名前が変更されていましたが、建物自体はそのままのようです。施設に到着すると見覚えのある光景・・・そして受付で名前を伝えると記憶が鮮明に蘇ってくるから不思議です。

出迎えてくれたのは母たち世代の柔らかな雰囲気の女性でちょっとホッとします。通された面談室では、施設案内や料金表の立派なパンフレットをいただきました。
軽く説明を受け、早々に施設の見学です。

現在空いているお部屋はないのでと、お留守のお部屋をチラリと見せてくださいました。入り口には表札のようにお名前のボードがかけられています。大きなスライドドアを開けると左手に造り付けのクローゼットとに洗面、奥には介護ベット、右手前にお手洗いがあります。
そして窓際にオシャレなソファとローテーブルが設置されていました。

「家具は利用者様がお好きなものを持ち込まれています。次は共有スペースへどうぞ」
共有スペースに設置されたコーヒーやお水のマシンを指して「こちらはいつでも使って頂けます」とのこと。

共有スペースには大きなテレビがあり、二人のあばあちゃんが談笑しながらテレビを見ています。

そのまま歩みを止めずお風呂場へ。「お風呂は車椅子で入れるもの、寝たきりでも入れるものもあります」初めてみる大掛かりな装置に驚いていると、また面談室へどうぞと促されました。

お風呂は週に何回かと尋ねると、週に2回が介護保険の範囲とのお返事でした。

ネズミ母:3回目以降のお風呂をお願いすることは可能でしょうか?

「3回目以降は、一回5,000円ほどの費用が発生します。保険適応外ですと職員一人30分で2500円となっております。お風呂の介助には約一時間かかりますので、5,000円という内訳です」

ネズミ母:家族がお風呂の介助をするといかがでしょうか?

「その場合は、お風呂を使用した後の消毒と清掃に15分ほどかかりますので、その分の費用を頂く形になります」そう言って個人的に何かをお願いする時の料金表を出してくれました。
病院のお付き添いやお買い物、エアコンの清掃、衣替えの手伝い、冠婚葬祭への付き添いなどの例が載っています。気になったのはお散歩です。大きいあばあちゃんは、施設のみんなでお散歩に出掛けて、帰りにお茶をすることもありました。

ネズミ:お散歩は?施設からみんなで行ったりはしませんか?

「みんなでは行きません。こちらは職員が付き添うと費用が発生します。ご家族様が連れて行かれる場合は費用は発生しません」

ネズミ父:これ以外に必要なのは、テレビを持ち込むとNHKの受信料、エアコンなどの電気代・・・
ネズミ母:普通の賃貸マンションと考えたら良いのですよね?エアコンの清掃というのは?

「ここに記載以外に必要なのは病院代や電話代、新聞代、おやつ代などでしょうか?エアコンが故障しましたら施設が対応しますが、お掃除は入居者様負担となります」

ネズミ:面会はどんな感じですか?

面会はいついらしていただいても大丈夫です。ただ20時を過ぎますと入るのに呼び鈴を鳴らしていただくことになります」

家族でそれは良いですねとうなづいて、お礼を言って施設を後にすることにしました。

帰りの車の中はお金の話題です
おばあちゃんの時(10年くらい前)より基本料金が上がるの当たり前だとして・・・なんでもお金がかかるのね、これも当たり前のことだけど・・・家族みんなが痛感しました。

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